ダウンタウン松本人志(60)の性加害疑惑で、所属の吉本興業の声明をめぐってさまざまな臆測が流れている。当初、週刊文春が疑惑を報じた際、「当該事実は一切ない」と全面否定していたのが、このほどトーンダウン。
「当初の『当該事実は一切なく』との会社コメントが世間の誤解を招き、何を指しているのか不明確で混乱を招いたように思う」などとし、声明を訂正し反省のような見解を公式サイトにあげたのだ。
松本は疑惑を報じた週刊文春の発行元、文藝春秋に対し、名誉毀損による損害賠償と謝罪広告の掲載などを求めて東京地裁に提訴。5億5000万円の損害賠償を請求した。そうした松本の対決姿勢と歩を合わせていた吉本だったが、今では「真摯に対応すべき問題」とし、事実関係の確認と検証を進めているというのである。
疑惑が報じられた当初、松本は自身のSNSで「事実無根なので闘いまーす。」と投稿したが、その文言をうのみにし、疑惑を調査することもなくそれに追随していたとの見方が相次いでいるが、どうなのか。
「吉本は岡本昭彦社長からして元ダウンタウンのマネジャーです。松本に何かただしたり、意見できるスタッフはどこにもいないのではないでしょうか。今回は社内のヒエラルキーのトップに君臨する松本が『事実無根』としたのですからひれ伏すしかない。事実確認も後回しながら、最優先すべき被害を訴える女性たちの苦しみなど後回しだったのでは」と、吉本に出入りする芸能関係者は言った。
ところが文春による性加害報道は続き、第4弾では元タレントによる、実名と顔を出しての告発となった。松本が取り巻きのお笑い芸人らにお膳立てさせての飲み会を定期的に開いていたことは、アテンド役と報じられたお笑い芸人たむらけんじもすでに認めている。当該事実は一切なかったわけじゃなかったのである。
■写真誌「フライデー」も追撃
そんななか、話題になっているのが佐賀新聞社社長、中尾清一郎氏のコメント。脳科学者茂木健一郎氏のユーチューブチャンネルに出演、「吉本が恐ろしいのは、これがジャニーズ化すること」とし、こう続けたのだ。
「吉本は『松本はこういう人間だから仕方がない。でもみんな知ってたじゃないか』って。それはジャニーズと同じ構造で『みんな(ジャニー喜多川氏の連続性加害を)知ってた』って。何言ってんの? いまさらみたいな」
吉本興業や所属芸人も松本の行状について知っていながら黙認していたとすれば旧ジャニーズと同様、組織ぐるみでの隠蔽まで疑われていく可能性もあるのではないか。
「故ジャニー喜多川氏による性加害はジャニー氏が故人ということもあり、追及の矢は前社長の藤島ジュリー景子氏や事務所幹部に向かいました。しかし、今回は松本本人が記者会見を開いて謝罪しない限り、世論やスポンサーも納得しない。このままダンマリで引退を選択する可能性もありますが、吉本興業としても被害者の告白が相次いでいるだけに本業への影響が大きすぎる」(芸能リポーター)
名誉毀損裁判は判決まで少なくとも1年以上はかかる見通しだが、2月1日発売の写真誌「フライデー」(2月16日号)でも松本の飲み会に参加した女性が常軌を逸した一夜を写真付きで告白するという。松本は頼みの吉本興業にも突き放され、自業自得の生き地獄だ。
> 2月1日発売の写真誌「フライデー」(2月16日号)でも松本の飲み会に参加した女性が常軌を逸した一夜を写真付きで告白するという。
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